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TV局のVODは自分に馬鹿と言わないと利用出来ない

最近、日本のテレビ局も重い腰を上げ自社コンテンツのオンデマンド放送を本格化させているようです。
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こういったサービスは構造的な問題を孕んでいると思います。それは、利用開始時に自分は馬鹿だと心の中で宣言させられるという問題です。

オンデマンドサービスで番組を見ようとすると、「元々無料で見られた番組をお金を払って見ようとしている」という思いが浮かびます。経済不合理な行動をしようとしているという思いは心の障壁となり、サービスを利用しづらくさせます。その心の障壁を飛び越えられた人間だけが利用出来るわけです。テレビ局のオンデマンドサービスは「自分は本来無料だった物を有料で手に入れようとしている馬鹿です」と心の中で認めないと利用出来ない構造になっているのです。

Huluなどは日本では見られない番組を見られる、月額数百円払って好きなだけ見られて借りるよりお得など、自分の判断を正当化させやすく、自分は賢いという認識が生まれるので利用しやすい。日本のオンデマンドサービスは逆にタダで手に入った物を、その時よりも遅れてお金まで払って見るわけですから自分を納得させづらいのです。

こういった心の障壁が現れないような構造に作り替えないと、サービスが広まる速度を上げられないのではないかと個人的には思います。