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ヒールは本当は良い人という幻想

雑記

テレビから遠ざかったのは視聴者を侮った内容と、毒舌の台頭が大きな理由だったのですが、ネット上だと毒舌系の有名人にはなぜか好感を持つ人が多いのには驚かされます。

理由として、毒舌家の善良な私的エピソードがきっかけで好感が持たれているようです。テレビではあんな毒舌家だがプライベートではこんな優しい一面がある、テレビとは違い本当は良い人。この手のエピソードにより、テレビとのイメージのギャップで人気を集めるのでしょう。

私はこの様に持ち上げている人達は軽薄であると感じます。万引きや喧嘩などに明け暮れていた元不良が、今は更正したと普通の人が当たり前にしてきた事をしただけで褒められるのと同じです。

毒舌をやっている人はあくまで仕事でやってるだけ、ヒールという役割を演じているだけで本当は良い人。しかし、本当に良い人は仕事やお金のためであっても人の悪口は言わないものです。ヒールを引き受けられる人というのは、その人の心の中にそういった負の感情が少なからずあるからであり、お金のためなら人の悪口を言う仕事を、平気で引き受けられる人だからなのです。

古代エジプトでは、人は死ぬと片方に真実の羽、もう片方に心臓(罪が染み込んでいる)を天秤に掛け、心臓に傾けばその魂を喰われると言います。しかし、人間の価値観という天秤には細工がされており、決して公平には裁かれないのです。