人間は一つの事だけを行うのは不可能である

最近torneを購入しテレビを見る機会が増えたのですが、録画した番組を見ているとあるCMがやっていました。それは牛丼チェーンのすき屋のもので、俳優の仲村トオル氏が出演していました。CM中新人サラリーマンが牛丼を食べている最中に携帯電話を触り始め、それを横にいた先輩役の仲村トオル氏が「喰う時はちゃんと喰え」とたしなめる内容です。私はこれを見てこういった事を主張する人は世の中に沢山いるなと思うと同時に、それをやるのは不可能だし必要も無い事だと思いました。

何かをしている最中に別の事をするのを嫌う、特に食事中に別の何かをする事を嫌う人というのは多いと思いますが、それは悪い事でしょうか、なぜなら人はいつでも複数の何かを同時に行っているからです。食事をしながら何か考え事をしたり、生理現象を我慢したり、時計を見て時間を確認したり、内装や他の客を眺めたり、呼吸をしたり。人は何か一つだけを行う事は絶対に出来ないものです。人が生きるというのはいくつもの事を同時にこなすという事であり、その沢山ある別行動に携帯電話が仲間入りして、一体何の問題があるんだろうなあと思うわけです。自分が見ていて気に入らないからという理由ならば、目があったからという理由で人を殴る不良と同レベルではないかと思います。少なくとも他人の行動を束縛したり強制するには、論拠に乏しいと感じますねえ。