アルファブロガーの手口

アルファブロガーというのは、インターネット上の多くの購読者を持つ影響力の強いブロガーの事を指します。その様なブロガーになるのは簡単なのです。一般には深い知識と洞察力等が必要と考える人が多い様ですが、それらは全く必要無いのです。今から上げる5つの事を実践すれば、誰でも簡単にアルファブロガーになれるのです。



1 あり得ない大胆予測をする
人気のアルファブロガーはその高い先見性が評価されています。誰も分からなかった、気づけなかった事を、事前に自身のブログで主張してそれが見事に的中する。その後も専門家ですら予測出来ない事を次々と的中させ、人気は不動の物となる。
こんな風に人気を獲得するにはどうすればよいのでしょうか?簡単です、勘で喋ればいいのです。専門知識なんて必要ありません、あれば主張のつじつま合わせにある程度役立つ程度です。
何か強烈にインパクトを与える事を適当に選んで断言しましょう。日経平均株価は年末には6,000円を割り込むとかなんとか。ポイントは3つあり、一つはとても荒唐無稽で大胆である事です。非現実的で嘲笑される様な内容であればあるほど、的中した時の衝撃は大きくなるのだから。二つ目ははっきり断言する事です。だろうとかおおよそとか、そういった歯切れの悪い言い回しは駄目です。はっきりそうなると言い切るのです。三つめは良い事ではなく悪い事を言う事です。人は幸せで穏健なニュースより、不安で恐怖を駆り立てられる様な話により食いつくからです。注目を集めるには平和であってはいけません。
そうしてもし本当に日本の景気が急落し、年末には株価が5,000円台になれば、俺が当てたんだとあっちこっちで騒ぎ回れば良いのです。そうすると、当時誰も予想出来なかった日本経済の動向をピタリと当てた人物としてその分野で話題になるでしょう。では外れた時はどうしましょう。何て事はない、黙っていれば良いのです。今からこの主張をすると結果が出るのは半年も先の事です。その頃には皆どこぞのブログに書かれてあった記事の事など忘れています。当たった時は思い出させる様に騒げば良し、外れればだんまりを決め込み皆が忘れるのを待てば良し。これを何度も繰り返していけば人気のアルファブロガーになれます、なぜなら読者は当たった記事しか覚えていないのだから。
このやり方は言わば0円で宝くじを買う様なものです。当たれば儲かるし外れたとしても購入にコストが無いため損にはならない。そのため「当たったも外れても損がない、ならば取りあえず買っておけ」という事になる。
このブロガーの主張は次から次へと当たるな、とても優秀な人物だなと感じたら、一度そのブログの過去の記事を確かめるべきです。すると次から次へと外れた主張が見付かる事になるでしょう。

2 実証不可能な賛同される事を言う
確かに世の中そうなれば最高だよね、という様な理想論を言います。しかし現実としてそんな事は実現不可能だし挑戦しても大きな傷や禍根を残すだけ、多数の人はそう考えるため実証される事はまずありません。つまりその理論が正しいか間違っているか永遠に証明されないのです。証明されなければどんなに荒唐無稽な話でも間違いの烙印を押されずに済む、そこを狙うわけです。ほとんどの人にとって非現実的な考えも、一部には支持する層があります。その支持層からの支持を取り付けるため、彼らは自分でも全く良いと思っていない事を真顔でこうするべきなんだ!と声高に叫ぶのです。

3 非常識な事を上手い理屈で正当化する
世の中で悪い事、間違っている事、許されない事、その様な事柄を理屈をこね回して正当化させます。どんな事でもやろうと思えば肯定する事が出来ます、どんな主義主張、物事、事象にも否定派と肯定派が存在出来るのはそのためです。
口にするだけでもはばかられる様なテーマがいいでしょう、その方がインパクトが大きく効果的です。後はその適当に選んだテーマを正当化しぶつけます。正当化の方法として、どうやったって無くならないのだから認めようという現実論、こういう重要な面もあるのだという必要悪、など色々とあるでしょう。
この手法は相手に革新的な考えだ、と思わせる効果があるため、非論理的な人間には今までと違うという理由だけで受けが悪いですが、ある程度以上論理的な人間には面白い考え方だと評判になります。正しいか正しくないかは別として、周りと違う、今までと違うというだけで評価する人々は結構数がいますので、繰り返せばそういった層の人々から一目置かれる様になります。

4 確認の取りようがない根拠を使う
よく週刊誌などが使っている方法です。
写真週刊誌などは「人気絶頂の若手イケメン俳優○○とCM女王△△が熱愛!!」と適当な事を、業界情報通A氏によると...などといった実に怪しげな根拠で書きます。しかし単なる一般人はそれらを確認、検証する術はないので、A氏とかいうのは架空の人物でもバレないし苦情も来ないのです。そしてもし運良く適当に言ったそれが当たれば、読者は勝手に「ああ、あの記事は本当だったんだ。怪しかったが真実を書いていたのか、これからもこの週刊誌を買おう」と、週刊誌側にとって都合のいい解釈をしてくれるのです。
主張の根拠が全く存在しない事実無根なものであっても、それを調べる事が出来ないなら言った者勝ち、ばれない嘘に損は無しという事です。

5 有名人に噛み付き自分に箔を付けさせる
自分が書こうとしている分野における有名人(その分野のアルファブロガー等)を批判します。適当な人物を見付けたらその人をサディスティックに攻撃します。自身のブログ内でバッシングを浴びせ、トラックバック等も活用し相手の主張をこき下ろしてやるのです。
どこの馬の骨とも分からぬ人物を一々相手にする必要は無いのですから、最初は無視されるのがオチでしょう。しかし執拗に繰り返していけば、いずれ相手は反論せざるを得ない状況に陥るでしょう。
反論させればこっちのもの、その分野で名の知れた人物と論戦したという事実は、周りに自分がそういった専門家と対等に論戦する様な価値ある人物、と錯覚させるには十分です。



以上、これらの事をやっていれば、いずれアルファブロガーになれるかも知れません。
なりたい人はご参考までに。