戦場のヴァルキュリア - 品評

大分前に発売されたゲームですが、PS3と同時購入としてレビューの高かった本作を選びました。
以下、クリアしてみてのゲームの良い点と悪い点です。

良かった点
○多くの兵が登場するが、それぞれにしっかりとした個性がある。
○ストーリーが小分けになっているので、ムービーが短くて良い。だらだら見続ける事が無い。
○同じくストーリーが小分けになっているので、その節ごとに必ず話が進む事になる。結果ストーリーのテンポが良くなり、ストレスの感じない軽快な展開になっている。
○戦闘はチェスや将棋の様な感じで、考えさせてくれるため心地よい。
○BGMがまずまず重厚でよい。気持ちを盛り上げてくれる。

悪かった点
●何も考えずただ突っ込んだ方が勝ちやすく、戦略を練りじっくり攻めた方が勝ちにくいというのはいかがなものか。
●1キャラクターを同ターン中何度も動かせるため、難易度と戦略性の低下を生んでいる。
●やられたときの人物の動きが不自然。
●グラフィックレベルが低い。キャンバスという独特のレンダリングをしているが、背景などは確かに水彩画タッチに見えるが、人物は大して水彩画風には見えなかった。そもそも水彩画タッチの理由が分からない。超絶なグラフィックが無理だったので、あえて不利な部分を利点に変えようと考え出した物が、キャンバスという方法だったのかなとも思う。
●キャラクター操作中に詳細な全体マップが見られない。
●下手な声優がそこそこいた。
●ロードが長い。インストールして尚長かった。
●戦闘が始まってからのムービー(キャラ達の喋り)が飛ばせない。
●若干ボタンのレスポンスが遅い。

総評
非常にバランスの優れたゲームであると思います。ありとあらゆる面で多くの人に70〜80点を付けさせようと、相当な調整を行ったのだろうと感じさせます。ストーリーも左巻きの人も右巻きの人もある程度納得させる流れになっており、複雑すぎず良くできた漫画やライトノベルといった内容。キャラクターデザインもアニメ調ですが、極端に萌え系でもなく大概の人に受け入れられる様な仕上がり。登場キャラもマッチョもいるし美少女もいる、それらの性格もツンデレなど様々。やり込みプレイが好きな人のための要素もあり、細かい設定にこだわる人用に辞典の様なシステムもあります。難易度も凄く簡単でも難しくもない。
誰がやっても80点、このゲームはそんなコンセプトで作られたのではないでしょうか。

得点としては
87

といった感じです。
良いゲームだと思います。特に戦闘システムは楽しかった。暫く間を置いてもまたあの闘いがやりたい、とプレイに戻ってしまう位楽しかったです。Amazonの高レビューも納得の一本でした。

戦場のヴァルキュリア(通常版)
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